相続トラブルとは?困ったときは弁護士がおすすめ
遺産相続はトラブルになりやすいと言われており、どんなに仲の良い家族でも遺産分割をめぐって争いになることがあります。
この記事では相続トラブルとはどういうことなのか、相続トラブルで困ったときに弁護士をおすすめする理由について解説いたします。
相続トラブルとは
相続トラブルとは、遺産相続をめぐって相続人同士で争うことであり、以下のようなケースのときに起こりやすいです。
- 遺言書の内容が不公平なとき
- 遺産が不動産だけのとき
- 相続人同士の関係が悪いとき
- 被相続人を介護している者がいるとき
被相続人が亡くなると、相続人の確定や遺産を特定し、相続人全員で遺産分割協議を行います。
そのときに遺言書の内容が不公平な場合は、相続の少ない相続人が不満を持ちます。
遺産に不動産しかないときは、現金や預貯金のように分割しづらいため、どのように不動産を分割するのか、少しでも多く相続しようとしてトラブルに発展することがあります。
また、相続人同士の不仲や家族付き合いが疎遠になっていれば、相手の性格や考え方がわからず、お互いを理解し合えないのでトラブルになりかねません。
さらに被相続人の子どもたちやその配偶者など同居して介護をしていた場合には「寄与分」が認められることがあります。
そのため、介護していなかった他の子どもたちが、自分の相続分を主張してトラブルに発展することがあります。
相続トラブルで困ったときは弁護士がおすすめな理由
相続トラブルで困ったときに、弁護士をおすすめする理由は以下の5つです。
- 法的根拠に基づいて遺産を正しく主張できる
- 面倒な手続きなどを任せられる
- 適切なアドバイスをもらえる
- 親族間のトラブルを最小限に抑えられる可能性がある
- 訴訟に発展しても対応できる
相続問題は、相続人同士の話し合いで解決すればよいですが、解決しないときには大きなトラブルに発展し、最終的には訴訟を起こすこともあれば、逆に起こされる可能性もあります。
その際、弁護士に相談すれば必要書類の収集や書類作成のサポート、訴訟手続きから裁判に至るまで対応してもらえます。
まとめ
今回は、相続トラブルの概要や困ったときに弁護士をおすすめする理由について解説しました。
相続トラブルは、相続人が自身の生活費や借金の返済などに充てるため、少しでも多めに相続しようとしてトラブルに発展することがあります。
法的に正当な評価の元、適正な遺産相続をしたい、親族間の争いが起こるリスクを下げたいといったような場合には、法律の専門家でもある弁護士に依頼することをおすすめします。